病院跡の座敷童子
遊んでいる仲間が、いつの間にか1人増えている……なのに増えた子が誰なのかわからない!?──座敷童子の正体とは!? 原稿用紙で20枚半ほどの読み切り児童小説。
四百字詰め原稿用紙(20字×20行)換算20枚半。朝日小学生新聞に1994年12月17日〜12月25日に短期連載した作品をまとめたもの(掲載時は季節を考慮してアカトンボの件は雲の描写に変えてあった)。朝日小学生新聞でのタイトルは『病院跡のざしきぼっこ』と「座敷童子」はかな表記だった。
《遊んでいるといつのまにか1人増えている──なのに、それが誰なのかわらない》という座敷童子現象(?)。この不思議な現象をどう解釈すれば成立しうるのか──という謎解き(?)が着想のきっかけとなった作品。