チャンネルF

個人誌的ブログを試行中…ショートショートや読み切り童話など

メインブログの移行先は…

Yahoo!ブログで10年ほど続けていた【星谷 仁のブログ】は、Yahoo!ブログのサービス終了(2019/12/15)を受けて、引っ越しすることを余儀なくされた。当初ははててなブログも引っ越し先の候補の1つで、【チャンネルF】を開設して試行運転で創作小品などをいく…

はてなブログ試行:行間問題

ahoo!ブログ終了に備えてはてなブログを試している件。はてなブログのよい点は──、 ・固定トップページを設定できること。・表示画像が大きいこと(僕は横幅を690ピクセルにして使っている)。・記事の字数制限がYahoo!ブログ(20000字)よりは大きいこと(30000…

いきいきリサイクル(読み切り童話)

個人紙《チャンネルF☆通信》第12号(1995年10月16日号)に掲載した5枚余りのショートショート童話。TVニュース番組の中で、養鶏場でお払い箱となった雌鳥をひきとり、廃棄される飼料を利用して育てている人の活動が紹介されていたことがあって、「職員もリ…

とどけられたポケッチ(読み切り童話)

日常の中の小さな事件。ちょっとしたウソが意外な展開に……小学3年生の葛藤を描いた原稿用紙12枚ほどの作品。 小学3年生の国語のテストで使われる素材文として依頼を受けて書き下ろした作品。条件が色々細かく指定されていたので、少々とまどったが、それを…

執筆時間と作品の出来映え

時間をかければ良い作品が書ける…わけではない 【ノルマを課して書くことについて】の中で僕は《修行中の書き手がすべきことは、効率的に作品を量産する訓練よりも、時間を充分にかけて作品の質を高めること》と記したが、ちょっと違ったニュアンスで受け取…

作品合評会について

僕も昔、同人誌活動や児童文芸の研究会等で合評会を経験している。合評会は創作仲間が互いの作品を批評しあう場だ。創作をする上で必要な《作品を適切に評価する能力(分析力)》は合評会で培ったように思う。我流で創作を始め、右も左もわからなかった僕が、…

創作雑記ほかエッセイ〜メニュー〜

作品一覧とは別に創作雑記ほかエッセイのタイトルをまとめてみた 〜メニュー〜●ブログ以前〜個人誌的ブログ:チャンネルF●小説の「縦書き」と「横書き」●【童話】と【絵本】の違い●「下手に書け」橋本忍氏の脚本観について●創作初心者に対するアドバイスに…

創作初心者に対するアドバイスについて

右も左もわからずに書き始めた頃をふり返って… 創作を始めて日が浅いうちは、「おもしろいものを書こう!」という意気込みはあっても、技術的なことはあまりよくわからず、無自覚で書いている部分が多い。また、そうして書いた書いた作品がはたしてどのてい…

「下手に書け」橋本忍氏の脚本観について

前回の【ノルマを課して書くことについて】で僕は「書くことを優先して質を下げる」ことを批判的に記した。ただ、これとは逆の意見もある。著名な脚本家・橋本忍氏が以前テレビ番組で語っていたのだが──曰く「シナリオは下手に楽に書け」「自分のシナリオが…

ノルマを課して書くことについて

「とにかく書く」は修行感はあるものの… スポーツ選手が毎日○km走ると決めて実践するように、毎日○枚書くと決めて小説修行している書き手もいるのではないか。実際にそうしたストイックな努力を続けているという人に出会ったこともある。しかし僕はノルマを…

バーベットin夢

酒場で飲み代を賭けて行う、ひねりのきいた賭けゲームをバーベットと呼ぶそうな。今回のショートショート(風メモ)は、僕が見た夢の話で、登場する仮名の2人も実在の人物である。夢の中で物語(ショートコント?)が完成することもある──ということで。 ちょっ…

【童話】と【絵本】の違い

小説の「縦書き」と「横書き」について、前の記事で記したが、「縦書き」か「横書き」かで、顕著な違いが現れるのが絵本で、縦書き(右開き:右から左へページが進む)か横書き(左開き:左から右へページが進む)によって、これは文章よりも絵が大きく影響を受…

小説の「縦書き」と「横書き」

僕はファッション感覚ゼロで、自分のオシャレには全く関心がないのだが……自分が作っていた個人誌の誌面やブログの画面の見映えは気になる性分だ。Yahoo!ブログでは昆虫の記事が多かったが、視覚的にわかりやすく画像を加工したりキャプションを加えたり、文…

愛犬家博士の<夢の発明>(ショートショート)

今年終了するYahoo!ブログで10年ほど続けてきた元旦の年賀記事──年号や賀詞・十二支などの文字記号で、その年の動物(十二支)を描くということを続けてきた。その2018年の年賀記事で、いぬ(十二支)にちなんだ小話として載せていたショートショート。文字記号…

チョコといっしょのおるすばん

四百字詰め原稿用紙(20字×20行)4枚ほどの読み切り童話。作・絵ともに描いているが、絵の方は発表時モノクロ(黒一色)だったものに後にパソコンで色をつけてみたもの。『チョコといっしょのおるすばん』は、当時飼っていたフェレットをネタにした作品を書こう…

きえた大はつめい(読み切り童話)

朝日小学生新聞(1993年12月28付)に掲載した、四百字詰め原稿用紙(20字×20行)2枚ほどの読み切り童話。『金色の首輪』や『団地さいごの日!?』のような《珍発明ネタ》で、着想としてはショートショート。挿絵は掲載時モノクロだったものを後にパソコンに読み込…

巻貝が描く《幻の地図》(幻想的着想メモ)

ある夏、浅い池の底でカワニナだろうか──巻貝がいるのに気がついた。貝が這ったあとには〈道〉ができ、これが里山の地図のように見えたことから、脳内に幻想的なイメージが展開──それを超短篇風にまとめたのが↓。 巻貝が描く《幻の地図》──これは「作品」と…

人面ガエル

こわい話!?──原稿用紙8枚半の読み切り童話 『人面ガエル』は、小学3〜4年生を読者対象とした《怖い話》のアンソロジー用に書き下ろした作品。当初、どんな《怖い話》にしようかあれこれ考えた。『不老の理由』や『愛しいまぼろし』なども「ゾッとする」──…

カエルの念力

『カエルの念力』は、四百字詰め原稿用紙(20字×20行)にして10枚弱の作品。運動会を中止するために、カエルの念力で雨を降らせると奇妙なハナシをもちかけてきた転校生。怪しげなファンタジー……かと思いきや、ぷちミステリー!?いつ書いたのか、どんな経緯で着…

おじいちゃんのしんぱいごと

原稿用紙2枚半の読み切り童話 朝日小学生新聞(1998年12月26日付)に作&絵で掲載した四百字詰め原稿用紙(20字×20行)で2枚半の読み切り童話。童話を含む日本語で書かれた小説は(絵本を除けば)縦書き表記がしっくりくる──という感覚が僕にはあるので、面倒だ…

雨の日の通信(読み切り童話)

四百字詰め原稿用紙(20字×20行)で7枚半ほど。初期の小品だが、わりと気に入っているものの1つ。日常の片隅にふっと湧いた、誰も気づかないような淡いファンタジー&不思議を介しての出会い……そんな話を描いてみたかった。今では誰もが携帯電話で、いつでも…

病院跡の座敷童子

遊んでいる仲間が、いつの間にか1人増えている……なのに増えた子が誰なのかわからない!?──座敷童子の正体とは!? 原稿用紙で20枚半ほどの読み切り児童小説。 四百字詰め原稿用紙(20字×20行)換算20枚半。朝日小学生新聞に1994年12月17日〜12月25日に短期連載し…

小説版『ミラクル☆スター〜復活篇〜』

※内輪ウケ狙いのジョークで書かれた番外的作品です。 (1)悪島の反乱 夜の闇をヘッドライトの光でなぎながら、一台の車が走っている。 きれいに舗装された道路の両脇には、広々とした空間が続いているばかりである。 後続車もなければ、すれ違う車もない。…

ブログ以前〜個人誌的ブログ:チャンネルF

ブログが無かった頃…個人の発表(発信)の場は少なかった小学6年生〜中学生の頃、4コマ漫画を描いていたことがあった。「趣味」というほどのものではなく、ラクガキ程度のもの。無地のノートにざっと下敷きで線を引いて(コマ割り)、いきなりボールペンや万年…

地球のタネ(ショートショート)

『地球のタネ』は400字詰め原稿用紙(20字×20行)換算で14枚余り。《環境破壊を続ける人類は地球にとってのガン細胞》というようなことが言われるようになったのはいつ頃だったろうか? この見解は当初衝撃的でもあり、「言われてみれば確かに」感があって説…

神への陳情(ショートショート)

原稿用紙1枚半に満たない、サラッと読めるショートショート。《環境破壊を続ける人類は地球にとってのガン細胞》というようなことが言われるようになったのはいつ頃だったろうか? この見解は当初衝撃的でもあり、「言われてみれば確かに」感があって説得力…

団地さいごの日!?(読み切り童話)

四百字詰め原稿用紙(20字×20行)で5枚半弱の読み切り童話。作・絵ともに描いているが、本文は一部加筆、絵の方は新聞紙上では一色(黒)だったものにパソコンで色をつけてある。短い話で意外性のある展開・オチ話をいくつも考えていくと、《珍発明ネタ》ともい…

金色の首輪(読み切り童話)

四百字詰め原稿用紙(20字×20行)で5枚半弱。朝日小学生新聞の1987年12月25日に作&絵で掲載された読み切り童話だが、今回の絵は当時のものではない。短い読み切り童話だとあまり複雑なことは描けない。それでも、ひねりのきいた意外性を持ち込んで読者を驚か…

読み切りアイディア・ストーリー〜メニュー〜

一口サイズの読み切りアイディア・ストーリーショートショート・読み切り童話・SF・ファンタジー 〜メニュー〜●因果応報 脳死と臓器移植をモチーフとした原稿用紙7枚弱のSS●赤いクモ〜夢の前兆〜 4枚強のショートショート●守護霊〜一人称について 7枚…

愛しいまぼろし

月刊《児童文芸》1988年7月号に掲載した読み切り児童文学作品。今回投稿したのは四百字詰め原稿用紙(20字×20行)で13枚強のオリジナル(?)版。依頼が12枚半ということだったので、それに合わせて若干削ったものが《児童文芸》には掲載された。ひとりの少年が(…