チャンネルF

個人誌的ブログを試行中…ショートショートや読み切り童話など

小説の「縦書き」と「横書き」

僕はファッション感覚ゼロで、自分のオシャレには全く関心がないのだが……自分が作っていた個人誌の誌面やブログの画面の見映えは気になる性分だ。Yahoo!ブログでは昆虫の記事が多かったが、視覚的にわかりやすく画像を加工したりキャプションを加えたり、文章との兼ね合いなどを意識しながら記事を投稿していた。これも、(自分がどう見えるかは気にしないが)自分が作ったものが、どううつるかは気になってしまうからだ。

ブログに文章をあげる場合も、日本語で書かれた創作文芸系の作品は「縦書き」の画面の方がしっくりくる──という感覚が僕にはあるので、わざわざ縦書きの画像で投稿している。
今では多くの人がパソコンを使い、横書きで小説等も描いていると思うが、おそらく原稿用紙に縦書きで書くことをしていた人と、はじめから横書きでタイプしている人とでは、文章感覚のようなものに違いがあるのではないかという気がする。

パソコン画面を見ながら文章をタイプするときの、段落づくりや改行のタイミング、画面上の文章の塊から生まれるリズムは、縦書きの原稿用紙のそれとはずいぶん違う。原稿用紙でそうした文章の呼吸をつかんでいる人は、横書きでタイプしても体にしみこんだリズムが崩れることはないだろうが、初めから横書き画面で文章づくりをしている人は、横書き表記の呼吸が身に付いてしまうのではないか……という気がしないでもない。それがいいとか悪いとか言うつもりはない。文章の巧い下手とはまた少し別のものだろう。ブログで横書きの小説を読んでいると、「これは、横書きに慣れた人の文章だな……」と感じることがあるというだけの話。

僕は原稿用紙世代だったので、ワープロ専用機やパソコンを使うようになっても、創作作品は縦書きになることをイメージしてタイプしていた。この文章のようにブログで横書きで投稿するものと、縦書き用文章は明確に分けてタイプしている(横書き用は段落の1文字目を空けず、段落間に1行空きを設ける頻度を増やす・など)。
だから、縦書きを想定して描いた創作作品を横書きで披露することに違和感がある。
オシャレには関心がないが、ブログ画面の見映えには関心がある僕は、それでわざわざ縦書き画像を作って投稿しているしだい。

縦書き画像をつくるさいに、空きスペースがあると気になり、タイトル幅を調整したりカットやコラムで埋めて画面(誌面?)の体裁を整えたくなってしまうのは、同人誌や個人誌を作っていたからだろう。

そんな理由で縦書きにしたショートショートや読み切り童話などの一覧は⬇

読み切りアイディア・ストーリー〜メニュー〜

 

創作雑記ほかエッセイ〜メニュー〜